MUKU-DATA  杉 KD 特一 管柱
 
杉の管柱大きく分けて 芯持ち、芯去り、乾燥、未乾燥 があります。
 その中で節のある等級は1等材(ピン角ではなく一部に面あり)、面のない特一(その中にもA、B品(B品は強度には支障のない割れ、曲がり等)
 それから役物で小節(小さい節)
 上小節(更に小さい節)上小節の中でも1面、2面、3面、4面上小節。
 更に、無節(節がない)1無、2無、3無、4無、そして1無1上小、1無2上小、1無3上小、2無1上小節・・・・・・・・・・・・・・・・
 とかなり細かく仕分けされていてそれぞれに単価が違います。
 あとは、色、目詰まり、木肌・・・・・・・ と10年以上は材木を触ってないとなかなか覚えられるものではありません。

 そんな中で材木屋を一番困らせる御注文。それは特一(節あり)だけどその中でも生き節で節の小さい物で
 単価は普通の特一。。。。
 この御注文、かなり難しい要求ですし、どの程度を求めていらっしゃるのか感覚的なものを掴まなくてはいけません。
 最近、この様な御注文が多いのです。居酒屋等の和テイストでこげ茶に着色したり、住宅でも古民家調で
 真壁づくり、「住む」等の雑誌に掲載されている様な和でシンプルな柱、梁表しのお住まい。。などに使用されています。
 では上小節で宜しいのでは?・・・これが違うのです。単価だけの問題ではなく節が適度にあったほうが
 より室内の雰囲気が出るらしい。

 上記のような御注文に関して、「特一なら、あの産地のこのメーカーでしょ」 って即座に答えられる
 木材業界のソムリエ的人材が求められる時代になっています。
 たかが、特一。されど特一。ですかね。

 本日御案内させて頂いた工務店さん。特一ですが自らの目で節の程度を確認しに来られて納得されて
 いかれました。
 
 

コメントを残す